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新疆カシュガルで衝突事件 16人死亡

2013年12月17日

【新唐人2013年12月17日付ニュース】新疆ウイグル自治区カシュガル地区で15日、再度衝突事件が発生しました。政府系メディアは、住民14人が警察に射殺され、警官2人が死亡したと伝えています。一方、世界ウイグル会議によると、射殺されたのは全員ウイグル人で、うち2人は未成年者だそうです。

 

地元の共産党メディア「天山網」によると、15日夜11時過ぎ、カシュガル地区疏附県(そふけん)公安局の警察が容疑者を拘束しようとしていた時、爆発物を投げられ、警官2人が死亡。警官らが14人を射殺し、2人を逮捕したと報道。また、地元警察の捜査過程には触れず、死者の身分も公表していません。

 

我々は地元ウイグル人住民に取材を試みましたが、ほとんどの住民は、事件について多く語ろうとしませんでした。

 

新唐人記者

「日曜の暴力事件で、射殺された人 いますか」

 

地元ウイグル人住民

「ええ、います」

 

我々は地元公安局にも事件を問い合わせましたが、答えは得られませんでした。

 

新疆カシュガル地区疏附県公安局

「教える事はできません。政府の報道が出てから、政府のニュースを見てください」

 

新疆の民主活動家・胡軍(こぐん)さんは、当局は戸籍調査を理由に、ウイグル人や異見者、外来人口などを抑圧していると述べます。

 

新疆の民主活動家 胡軍さん

「各家庭に行って、捜査を行い、監視したりします。あるいは他人の家に上がり込んで、あちこち調べたりするので、反感を買っています。だから矛盾が激化しているのです。多くの事件は当局が意図的に造り出したものです」

 

世界ウイグル会議の報道官は、ボイス・オブ・アメリカの取材の際、事件当時、当局は深夜にも関わらず、民家で夜間捜査を行っていたと言います。衝突が発生した後、当局は情報を封鎖し、携帯電話のショートメールおよびインターネットも一次封鎖したそうです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/12/10/a1020827.html(中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)

 

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